詩人:どるとる | [投票][得票][編集] |
通り過ぎていく窓の外の景色を眺めながら
空の流れとか 雲の形に見惚れながら
こっそり君を思ってみたりしたんだ
溢れる人混みに 迷わないように 流されないように
生きているつもりなのに いつの間にか誰かと似たような色してる
僕は 一体 何のために生きているんだろう
僕は 一体 誰のために生きるんだろう
それがわからなくていつも 立ち止まる
誰のために笑い 誰のために泣き
誰を愛し 誰に愛され 誰を憎み 誰を羨み誰を思い 誰に思われるているのか
解答欄は いつも空欄のままさ
誰か教えてよ 生きるとはなんだ?
深夜零時を過ぎても人通りはおさまらず
人でごった返す 駅前商店街 こんなにもたくさんの人の中にいながら寂しがる心
途絶えぬ 人波に流されていけば 幸せって見えざるものが見えるのだろうか
そんなことを考えながら 理由もなく込み上げる焦燥に苛立つ
僕は この先 どんなふうに生きてゆくのだろう
僕は 今まで 誰のために生きてきたんだろう
たったそれだけのことも解らないんだ
僕のために笑い 僕のために泣き
こんな僕のために 誰が愛をくれるだろう
手持ちぶさたな僕はとりあえず有り余った優しさで自分を慰める
強がるばかりの心は本当は誰かに愛されたがっている
この気持ちはなんだろう
存在の証明なんて たいそうなものは求めてはいない
ただ 自分っていう唯一無二の存在を 印象づけるような
なにかが 欲しいだけさ
それがよしんば愛だとしたなら 僕は誰かを愛すべきだろうか
僕は誰かに愛されるべきだろうか
生きることの答えはその時 やっとわかるのだろうか
誰のために笑い 誰のために泣き
誰を愛し 誰に愛され 誰を憎み 誰を羨み誰を思い 誰に思われるているのか
解答欄は いつも空欄のままさ
誰か教えてよ 生きるとはなんだ?