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どるとるの部屋


[7072] 名前のない感情
詩人:どるとる [投票][編集]


少しだけ 有り余った余計な 感情を
他人のために 使ってみたりする

そして見えてきたいろんな余計な
悲しみや喜びが 僕を違う色に染めてく

愛したり 愛されたりの繰り返しの中で
気づいたこと 見逃したこと
一つ一つ 言葉にしてみよう

あなたと出会えて ただ 嬉しかった

それだけの 思いを手にするために

あなたと 過ごせて とても幸せだった

そんな きれいな気持ちに染まるために

生きてきた この年月を 僕はためらいなく
思い出と 呼びたい

姓どころか 名前もない感情に染まって

愛さずにはいられない 気持ちになる

憎むことしか知らないような顔しても
気づけば 誰かを思っていたりする

思ったり 思われたりの毎日の中で
失ったもの 手にしたもの
全部あますことなく宝物にしよう

人生最後の日には 笑って ありがとうって

愛してくれたすべての人に感謝できるかな

その日は晴れたいつもの青い空が

白い雲を抱いているような日がいい

生まれたことの本当の意味を 死を持って僕は知るだろう

この胸を くすぐる風が 冬の白い道を吹き抜けていく

カレンダーはまた 一枚めくられて もう新しい年が近づいてる

ほんの少しだけ 振り返ってしまうのは 昨日の涙が僕にとって意味のある 涙だったからだ

あなたと出会えて ただ 嬉しかった

それだけの 思いを手にするために

あなたと 過ごせて とても幸せだった

そんな きれいな気持ちに染まるために

生きてきた この年月を 僕はためらいなく
思い出と 呼びたい。

2015/12/25 (Fri)

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