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どるとるの部屋


[7076] 君を思う
詩人:どるとる [投票][編集]


ねえ 今から 数を数えるから
少しの間だけ目を閉じてくれないか

誰かの為に そんな大袈裟なものじゃない
でもね 誰かにそばにいてほしいと願うよ

騒がしい街の中で ふと寂しさに出会ったら

空いてる気持ちのほんの隅っこで君を思うよ

素直じゃないのも意地っ張りなのも全部残さず

愛してほしいんだよ 抱きしめてほしいんだよ
こんな気持ち わがままかな

絨毯みたいに暗闇を広げた夜が
どこまでも帰り道を覆い隠す

たとえば 手持ちぶさたな右手を
握ってくれるもうひとつの手がほしい

日の落ちた 街並みはひどく冷えるから

君の笑顔があれば心もあったかいのに

不器用なのも 笑うのが下手くそなとこもお互い様だね

愛されてほしいんだよ
抱きしめられてほしいんだよ
好きの一言が言えたなら

眠れない夜 一人明かりに寄りかかる
あたたかい 人肌を求めて さまよう

素直じゃないのも意地っ張りなのも全部残さず

愛してほしいんだよ 抱きしめてほしいんだよ
こんな気持ち わがままかな。

2015/12/25 (Fri)

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