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どるとるの部屋


[7094] ミクロ
詩人:どるとる [投票][編集]


引いていく波のかたちを 思い出せない

まぶたの裏に沈んでく夕日もまた同じ

誰かの優しさに寄りかかったまま

足りなすぎる言葉を空に ばらまいて

散らばる 砂の中にひときわ輝く あの

名前のない感情が またひとつ 生まれた

新しい色に染められていく心が

真っ白いページの前で立ち止まる。

2015/12/27 (Sun)

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