詩人:どるとる | [投票][編集] |
通り過ぎていく 窓の外の景色
夜明け前の街に 沿うように走るレール
宛のない旅だ 行き先のない旅だ
決まりきった規制概念は置き去りだ
愛することも不器用なら愛されることにも不器用だ
照れながら 恥ずかしがりながら
笑うことしか 出来なかったよ
生まれ育った街から旅立っていく日の前夜 僕は 眠れなかった 膨らむ期待に不安が混ざりあう
色褪せながらも どこか輝いていく世界を見てる
形あるすべてのものが 存在する世界で
ありふれた思いはどこにもないのに いつもここにある
揺るぎない思いは サテライト
行き場のない僕らを 照らすまぶしいくらいの光
つまらないことで迷うばかりの未来を 明るく照らしてくれ
探してる答えは きっとこの先にある
かすかだけど淡い予感で満たされている
道を外れたところからスタートする
ちょっとばかり多すぎる宿題にげんなり
出会い別れ また出会うそんな毎日
昨日流したばかりの涙をまた流してる
予報外れの雨にうたれても 笑えるならそれでいいのです
つまずいて 転んだって
多分 空が晴れなら気分もいい
会ったきりもう二度と出会わない人
反対にいつでも会える人 たくさんの人との出会いが僕をつくる
新しい世界に踏み出すこの一歩は どんな明日に連れていってくれる?
僕は僕で 君は君で ただそれだけのことを証明するために
どれだけの犠牲と どれだけの代償をはらえばいい
夜明けを迎えた空の向こうから放たれたサーチライト
あまりの眩しさに目をそらした瞬間の
ほんの少しの間だけ 救われた気がしたよ
まだ知らないすべてに会いに行こう 片道切符はなくさないように
したたる水のようにきれいなものを 見たときの心は とてもきれいな色をしている
いつか 君がくれたぬくもりを手にどこまでも行く。