詩人:どるとる | [投票][編集] |
桜の花びらを 寂しい枝に 描いて
イメージを降らす この並木道に
言葉なんかなくてもいくらでも 幸せになれたよ
手をつなぐことが 唯一使える魔法だった
ふとしたときに目が合うのも
照れたように笑うのも
大切な時間だと 思う
幸せって笑ったり 泣いたりする そんななんでもない時間の中にあるんだろう
名前もない 今日がいくらでも 積み重なって
同じような 今日を 今日も 過ごしてる
花が 咲いては散る ただそれだけのことなのに どうしてこんなに 嬉しかったり悲しかったりするんだろう
はるか先まで 続いてる 道の先に 誰も知らない物語
行こう このまま 握った手を離さないで
書き足すように 小説の続きを 書いてく
下手くそな 何の知識もない人が
一生懸命に 生きる毎日を 少ない言葉で
それでも 頑張って 書いている
約束のように巡る季節の せいで
何度でも同じ 景色を見せられるのに
何度でも 見たいと思う
ただ 笑ったり泣いたりするだけの毎日も紛れもなく思い出 なんだろう
雨降りの今日があって 晴れ渡る今日があって
種をまくから 花が咲く今日がある
昨日があるから 今日がある
先が見えないくらい長い道のり
この道の先に何があるのだろう
知りたい だから生きていく
名前もない 今日がいくらでも 積み重なって
同じような 今日を 今日も 過ごしてる
花が 咲いては散る ただそれだけのことなのに どうしてこんなに 嬉しかったり悲しかったりするんだろう
はるか先まで 続いてる 道の先に 誰も知らない物語
行こう このまま 握った手を離さないで。