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どるとるの部屋


[7200] さくら
詩人:どるとる [投票][編集]


桜の花びらが 道を桃色に染める午後には
ありふれた話をしよう紅茶でも飲みながら

やたら難解な 解釈でこんがらがる
なんでも難しく考える思考から改めよう

橋の向こう 水面に小さな波を立てて
白い船が 横切る

時計は今日はいらないね 時間なんて気にする必要はない

昨日降った雨が残した水たまりを
軽く飛び越えて 街を一周

バス停に 誰かの思い出が描かれてる
なつかしい背中に ありし日が映る

僕らは ただ

桜の花びらが 道を桃色に染める午後には
ありふれた話をしよう紅茶でも飲みながら。

2016/01/11 (Mon)

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