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どるとるの部屋


[724] 木枯らしの唄
詩人:どるとる [投票][編集]


心を揺さぶる君の声が聞こえたら
僕は涙が止まらなくて仕方なくなるのさ
生まれて今に至るまでの長い旅路は無意味じゃないと思える光るものひとつ僕は手にした
きっと僕の心は寒々とした木枯らし吹きすさぶ そんなムード

僕の気持ちをたやすく持って行ってしまう君はまるで魔法使い
笑顔が可愛いね

こんな僕にありがとう
涙は悲しみの矛先へと流れてやがて跡形もなく消えた

木枯らしの唄
口ずさんで 旅烏
宛もなく 風の吹くまま気ままな旅は続く
まだ真っ白な地図片手にさまよう日々
いつかこの風が追い風に変わるまで
今はただ静かに
君とこうしていよう

凡庸な言葉の中に
ささやかな愛を込めて
今 悲しくても
君への感謝と愛だけは忘れないから

君よ 受け取って
僕の愛を
君よ 受け止めて
僕の涙

世界中でただひとり
君だけを信じたいよ。

2009/12/17 (Thu)

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