詩人:どるとる | [投票][編集] |
僕のこの手を 君のやわらかな
指先が離れていくとき
咲いた花が 散っていく
イメージを抱いたよ
もう会えないんだね 僕らは今日から
背中あわせで 名残惜しそうにしてる
二人して 店を出なよって 言い合ってた
そんな微笑ましいやりとりも今日までなんだね
さよならをしようねと決めた日に
今まで一番 あなたを愛せたと思う
君も 同じ気持ちかな
別れるって決めてはじめて
荷が降りたようになったけれど
同時に 今さら 僕はやっぱりあなたを
愛していることに気づいてしまったの
こんなに人を愛したことはない
またできるかな こんな素敵な恋が
何度も消そうと思ったアドレスが
今も 残ってるのはなぜだろう
君が 上手と唯一誉めてくれたギター
つくったラブソング 弾き語りをした
二人で 見た 桜もこの手に降った雪も
思い出す場面には必ずそばにあなたがいて笑ってる
今どうしてるかな 誰かを君は愛してるかな 僕はというとまだ恋人もできないよ
毎日寒いですが いかがお過ごしですか?
そんなメールさえ できないけれど
君の幸せを願うことくらいならできるから
別れたからって嫌いになったわけじゃない
でもこれ以上関わるのはやめようと僕から言ったことを 後悔してる
寒さを ごまかすように手をこすりあわせる
待ち合わせは いつものあの場所
いつもの時間
待った?って聞く君に僕はきまって 言うんだ
待ってないよって
そんなありふれた時間が 何より大切な思い出だと
気づいた僕は あの日のさよならをかき消したい思いだ
さよならをしようねと決めた日に
今まで一番 あなたを愛せたと思う
君も 同じ気持ちかな
別れるって決めてはじめて
荷が降りたようになったけれど
同時に 今さら 僕はやっぱりあなたを
愛していることに気づいてしまったの
別れてはじめて愛されていたことに気づいたの。