詩人:どるとる | [投票][編集] |
ただ暗くてさびしい夜を想うような雨降りの午後
僕の心にそっとやってくる孤独
僕は吸い込まれてゆく
半ば引きずり込まれるように
落ち込んでく 悲しみへ
涙が光る
そんな夜なら
いくつでもあるだろう 誰にでも
でもただそれだけじゃないんだよ
言葉にさえならない
でも誰かにこの気持ちをいますぐ話したい
胸を焦がす切なさやもどかしさにしてやられながら
僕の閉め切られた心
のカーテンをビリビリにやぶいて無理やり入り込んできた悲しみが泣き叫びたい僕をせせら笑う
夜がだんだんと迫ってきている
そんな半端な時間の中でただ観もしないのにつけっぱなしのテレビのようになんとなく生きてる僕なのさ
なぜか生きたいんだ
それでも
なぜ生きたいのか
なぜ死なないのか
その答もわからないままただ夜の片隅でかろうじて光る星みたいな僕
とりあえず笑っておこう
夜を想う雨降りの午後はやがて本当の夜へと成り変わって
僕はノクターンドアをノックするように奏でてしまいそうなそんな気持ちになる
さあ もう寝よう
明日も仕事だ
こんなにゆっくりしてられないよ
寝なくちゃ…
寝なくちゃ…
はやる気持ちが
眠気を妨げる
もう 眠れない
ノクターン奏でたら。