詩人:どるとる | [投票][編集] |
大きなため息をひとつ 吐き出せば
退屈そうな 誰かの背中に昨日が映る
ぼんやりとただ流れる季節を見送り
過ぎ去るだけの時間をいつまでも眺めてた
この胸の中にある 悲しみや喜びの名前を知らない僕は今の気持ちすら言葉にすることも できない
浅い眠りから 目覚めたのは昼下がり
気づけば日も傾いて夕暮れ間近
疲れはてるまで 歩いて 人生のどのくらいまで来たのだろう
空を見上げても 答えはない
風に吹かれた 髪が巻き上がる 少しだけ裏切られて でも信じたことを恥じたりはしない
この夜を泳いで どこまで行くのか
果てもなく ただ今は今日を明日をつなげるだけ
この胸の中にある 悲しみや喜びの名前を知らない僕は今の気持ちすら言葉にすることも できない。