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どるとるの部屋


[7402] モチーフ
詩人:どるとる [投票][編集]


届かないと知りながら手を伸ばした空に
輝く星は明日の空は晴れるって教えてる

今まで出会ったこともないような
悲しみにふと 出会ったとき

打たれ弱い心は ただ泣きじゃくるばかりで
何の理由もなく怖じ気づく心が
堪らなく 今すぐに捨てたかった

それは所謂モチーフみたいなもので
たったひとつの常識をみんな
お利口に 描き写しているに過ぎない

少し枠からはみ出しただけで
指をさされ 笑われるような 世界だから
個人の 独創性なんて夢のまた夢さ

それでも、負けるもんかって
唇かみしめた人にだけ描ける明日がある
ほら、真っ白だった明日が 待ち遠しくて仕方ないのは
いつの間にか 夢を抱いてるから

過度な期待でがんじがらめの 毎日を生きてる
鼻歌を歌う風が まだ青い心を笑う

「手をつなぐ人がいる」
「喧嘩する人がいる」

それだけで 毎日は幸せなはずなのに
時にそんな当たり前なことを忘れて
愛をこばむのは愛され慣れてないから

同じモチーフで絵を描いてもみんな
それぞれに 見方が違うから
出来上がった 絵も違うだろう

上手い下手はあるけれど
そんなことより大切なことがあるよ
頑張って描いた君の未来は
どんなものより 輝いてると思うんだ
だから、途中で投げ出さないで

まだ絵は完成していないよ
まだ手をくわえる必要があるよ
色を重ねて 理想に手を伸ばすイメージで

線を 引いて 角度をつけて たまに
遠くから 見てみたり 君の未来は
少しずつ様になってく。

2016/02/22 (Mon)

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