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どるとるの部屋


[7429] 色彩
詩人:どるとる [投票][編集]


とりとめもない会話でつなぐ時間
途切れそうな思いを再び結び直す

言葉になんかできそうもないから
似たような気持ちで空いた穴を埋めるよ

目を閉じて広がる目の覚めそうなブルー

そつなくこなす仕事 散らかしては片付ける毎日

どんな絵の具を混ぜ合わせても作り出せない

夢の続きを 探してさまよう心が見つけ出した色彩

こぼれた雫は どんな音を鳴らすだろう
痛みをはらんだ幸せが降る街で

忘れることなんか出来そうもないから
せめてちっぽけな優しさであたためあう

目を開けたままで見る夢の中にいる

どうやら今が引き際と知る 背中で語るのは涙

空に続くくらい長く果てしない階段をのぼる

踏みしめるほどに味わい深くこの身に染みる色彩

かみしめるほどに なぜか確かな手応え
悲しみの向こうに明日が見える

そつなくこなす仕事 散らかしては片付ける毎日

どんな絵の具を混ぜ合わせても作り出せない

夢の続きを 探してさまよう心が見つけ出した色彩。

2016/02/27 (Sat)

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