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どるとるの部屋


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詩人:どるとる [投票][編集]


準備ならできてんだ あとはただ
飛び立つために必要な風を集めるだけ

臆してばかりで スタートを切れない
仲間が巣立つ中、たった一羽残された
鳥のように 崖の上で立ち止まってる

落ちていくような スピードに
耐えきれず 心がギュッと つぶれた

羽ばたけない翼なら意味はない
さしずめ僕の背中にある翼は 段ボールででも出来てるんだろう

あわよくば すべての悲しみを 引き受けてくれる人を募集中
甘えた 気持ちを押し付けあって 愛にごまかしている

広告にある 胸ばかりでかい 女の胸にしか目がいかない
仕方ない僕らは お互いに笑いあった

パズルみたいに 組み立てていく論理
正論で 賄われた 囲いの中だけの世界

絶叫マシーンの落ちていく あれに似た感覚が胸をつぶした

踏み出した一歩から 世界は広がってく
スニーカーのつま先で確かめながら 歩み出したあの日を おぼえている

彼は歌ってた
僕に光を見せてくれた
僕にも出来るかな
明日を変えること

落ちていくような スピードに
耐えきれず 心がギュッと つぶれた

羽ばたけない翼なら意味はない
さしずめ僕の背中にある翼は 段ボールででも出来てるんだろう。

2016/02/27 (Sat)

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