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どるとるの部屋


[7462] 毎日
詩人:どるとる [投票][編集]


笑って泣いて たまに怒って
優しくて ずるくてちょっとだけ生意気な

いろんな君を 見ている いろんな君を知っている

空に浮かんだ雲や星を数えられないように
君のすべてを迷いなくわかってあげられる訳じゃないけれど

汗水流して頑張っている 君を僕は知っているから
せめて知っているだけの君だけでも認めてあげる

偉そうなことばかり言って 何も出来ないのが実情

だけど、手を取り合って 一歩ずつ 前に進む
それでいいのさ

「なんとか 生きているよ」
そんな 気持ちが きっと いつの間にか
幸せっていうものが何かって 気づかせてくれるはず

死にたいなんて 言葉は間違っても
口にしないで 本当に死んだら嫌だろう?

自殺件数なんて ものが取り沙汰される
関係ないことって 笑い飛ばせるかい?

なんにしろどんな理由があっても
命を粗末にしちゃだめだ そんなきれいごとがいつまで 通用するだろう

自分より他人のことを思いながら 人の為に生きてる君を
知ってしまっている僕としては人知れず流れる涙を

無駄にはしたくなくて 君を傘にして雨宿りしてる

いつか降りやむだろうって 思いながら
泣き止んだ君にそれ見ろって 笑ってた

泣くときも君はひとりだったんだね
君を思ってた はずなのに 孤独にさせてたのはほかでもない僕だったよ

空は流れて夜は 明けて
また 日は暮れて
そんなことを 繰り返していくうちに
何かを忘れていく
忙しさが 邪魔だ
でも 誰のせいでもない
強いていうなら それが 人生だ。

2016/03/06 (Sun)

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