まな板の上から 生まれる世界ほら やがて湯気を立てて出来上がる君お得意の 和食がテーブルに並んで食べてくれとばかりに美味しそうだ君が好きなものばかり 集めたはずの僕の 本棚には君の悲しみなんかなくてだから君が悲しいときには なすすべもなく僕は役立たずになる寄せ打つ波が 夕日を 支えていられるうちに君の手を 握り返すよ「ごめん」の一言を添えてあとにする 海岸。
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