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どるとるの部屋


[752] プラネタリウム
詩人:どるとる [投票][編集]


明かりの消えた部屋で君と見上げる夜空
窓の向こう側果てしなく続く夜空は全て僕たちだけのプラネタリウム
ずっとずっとそう思っていた

恋の時間は思うほど続かずにわずか数ヶ月でその日はおとずれた
サヨナラの言葉さえ覚えていないほど呆気なすぎて涙も流れなかった
そんな君と僕の時間

だけれどあの日の夜
二人でこの場所から見上げていた夜空だけはずっと忘れてない

キラキラ 輝く星たちの輝きの中で 僕らの悩みなど小さく見えた
あれはきっと夢なんかじゃない 手帳にはさまってる君とのツーショット写真がそれを証明してる

目をつむれば今もあの日に時間がさかのぼりよみがえる夜

君が好きだった
世界のどんな誰よりも
だけれどあまりに二人が出会うのが早すぎた
ただそれだけ

あの日見たプラネタリウムはずっと輝いている
君のすぐそばで
僕のすぐそばで
いつでも見上げれば
それだけが二人をつないでるただひとつのもの
それが切れたなら
僕らは本当に他人になる

きっとどちらかが覚えてる限りはずっと消えないで輝いている
僕たちだけのプラネタリウムが心の中に
果てしなく広がってる あの日のままで
いつでも思い出すたび その美しさで思い出を 輝かせてくれる

素敵だね 素敵だね…
あの日 君に言った言葉 夜空に散らばってる星のように 僕の中にいくつもいくつも
散らばってる言葉さ

君と僕の時間は
プラネタリウム

無駄なんかじゃないさ
無意味なんかじゃないさ

だって僕はまだ
君が 好きだから。

2009/12/21 (Mon)

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