波紋のように広がる街に今日もまた退屈がのさばってあくびばかりしているうちにいろんなものを失って覚悟のないままに 夜は明けてこの憎しみは 向ける先なく漂ってさまよう刃の 二の舞ただ まっすぐに 突き刺すように落ちる水ただの悲しみは涙と名付けられて辞書のな行に 住まう言霊。
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