詩人:どるとる | [投票][編集] |
夜の空を流れる流れ星に願い事を託して
そっと胸の中光った希望を指先でつまんで自由な空に逃がす
小魚程度の希望は安息の楽園を求め荷物をまとめて旅に出たよ、またここに大人になって戻るまで
名前のない朝に今日も挨拶をしよう
朝と夜がバトンタッチして交差するまさにその瞬間の夜明けに僕は窓を開け放つ
僕を照らしたのははじまりの光
まだ見たことのない1日のはじまり
物語は新たな局面へ
ページはめくられた
もう 逃げられないぞ
今 生けとし生ける全ての者へ はじまりが配られた ほら瞳開けば見える世界
今日もリアルな痛みと血潮飛び交う物語のはじまり
大げさな話さ
勘違いするな
はじまりそしてやがて終わる
そんな繰り返しの先に待つまだ見ない喜びに胸ときめかせて
向かって行こう
いくつもの日々を食い潰して
はじまりのストーリー
またはじめていこうぜ
あの日、空に解き放った小鳥みたいな希望もいつの間にか大人になって 僕の心の中に舞い戻ったよ
大丈夫 希望はこれひとつあれば足りるから
どこまでも行けるんだ
はじまりのストーリー
開いたら読んでこうぜ
朝の幻、回転しながら光る
白い光の輪を背に受けて
僕ははじまりの風に吹かれてる
何度だって
何度だって
スタートラインから
はじまってゆくんだ
はじまりのストーリー
きりもなく描け夢希望。