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どるとるの部屋


[7546] 東京午後6時
詩人:どるとる [投票][編集]


弱さと強さが 入り乱れている
相容れない光と影がひとつになれずに迷っている

知り得た言葉で何を 言いたいのか
それさえ 曖昧でぼんやりと ぼやけてる

当てずっぽうのように 決めた旅立ちの日を
僕は僕を 笑ってた

東京の天気は午後になるにつれ崩れ
雨は強まり 次第にどしゃ降り

見飽きた風景を飛ばすタクシー 灰色の夕暮れ

時刻は6時を迎えようとしているよ
空と地面の境目もわからない 春の夜

夢の終わりのように覚めたあとに見る夢
錆び付いた 歯車がゆっくりと回りだした。

2016/03/25 (Fri)

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