ホーム > 詩人の部屋 > どるとるの部屋 > 嘘

どるとるの部屋


[7573] 
詩人:どるとる [投票][編集]


久方ぶりについた嘘は 久しぶりに降った雨のよう

重なるように 生きてるようで
ただ都合よく覆い被さってるだけだ

君におんぶしているのは僕だった

弱い心のぶんだけ 薄汚れた 偽物の優しさ

ごまかすように 吐いて捨てる 嘘
穴が空いた ところに埋め合わせている

アップリケみたいにその場しのぎの嘘
つぎはぎだらけの 立て付け工事。

2016/03/31 (Thu)

前頁] [どるとるの部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -