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どるとるの部屋


[7635] ブルー
詩人:どるとる [投票][編集]


ベランダから見える空が虹を描いて

目覚めたばかりの僕に素敵な朝をくれる

雨上がりの街 人いきれの中を走る
白い息を まとわせて

たとえばシャツの裾に にじんだ青を

悲しみと呼ぶにはまだおおげさだ

でも、それだけで人は命を絶つ理由にしてしまうんだよ

よそ行きの服で つきなれない嘘などを

唇がふるえた調子で話すのを見てた

昨日の僕とにらめっこ
掌の上に空をのせる

たったひとつの矛盾に気付いたら最後

もうただでは信じることは出来ない

それでも愛されていたいと願う僕は孤独を嫌うんだ

言葉にならない気持ちに 蝕まれてゆく

あんなにきれいだったはずの心も黒ずむ

たとえばシャツの裾に にじんだ青を

悲しみと呼ぶにはまだおおげさだ

でも、それだけで人は命を絶つ理由にしてしまうんだよ。

2016/04/12 (Tue)

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