宛のない 毎日の中に灯る明かりがわずかでもあるなら尤もらしい言葉で今にも消えそうな輪郭を象って花のように咲いて 雲のように流れて海のように凪いで 星のように輝いてそんな想像を膨らましたところで何の意味もないことはわかってるんだ長い夢から目を覚ましたように生まれた僕らは百年あまりの時間を見返りなく与えられ時にその仕打ちを 嘆き憎み悲しむ僕という存在は 一体なんだろうそれさえもわからないままで遂に僕は死んでいくのだろうか。
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