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どるとるの部屋


[7649] 出張
詩人:どるとる [投票][編集]


遠く離れた 君にメールを書いて送る
君は笑ってくれるかな僕の返事に

暫く会っていませんがそちらはおかわりございませんか?
さみしいよなんて弱音もはみ出してしまいそうさ
お得意の冗談で笑い飛ばしてよこんなときこそ

眠れない夜 月が雲にかかって 見えなくなった

会いたい気持ちが 膨らむほど
無理を承知で 会いたくなるんだ

あなたの顔 思い浮かべるといつも即席のイメージだからすぐに消えてしまう

部屋を掃除して洗濯物干して それだけで
日は暮れてしまう やることは単調なのに
意外と 疲れていたよ 風呂に浸かるのが 一番の楽しみで幸せだった
自分で作った 手料理は不味くて 君の料理に負けてなかった

人のことちっとも言えないね 大きさの違う下手くそな野菜炒め

喧嘩も出来ないことが こんなにも辛いなんてね皮肉なもんだね

いくら謝っても 足らないほど迷惑かけたね 今さらあなたが大きく見える

あの日の 君の涙
そのあとのまぶしい笑顔
ひとつひとつ 思い出していた
写真には 閉じ込められない
形に出来ない 喜び 悲しみ
言葉にも出来ない 愛しさ
言えないままの 愛してる
いつか 届けたいなあ

会いたい気持ちが 膨らむほど
無理を承知で 会いたくなるんだ

あなたの顔 思い浮かべるといつも即席のイメージだからすぐに消えてしまう。

2016/04/14 (Thu)

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