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どるとるの部屋


[7653] 明日の君に
詩人:どるとる [投票][編集]


どしゃ降りの雨が止んだのは
午後をとうに過ぎた夕暮れ

目眩のあとにターンを決めて
くるりと宙返り 世界が回る

踏み出したその一歩から未来なら
数秒程度の未来さえも待ち遠しい

微笑んだそばから泣きたくなる

目指す宛もないまま季節は移ろい

小さかった手のひらは大人びて

あなたは もう一人でも歩けるね

レジャーシート広げてピクニック
悲しみと喜びをサンドイッチ

日陰を選んでしまった僕はいつの間にか 忘れてた暑さに 奪われる

空を飛ぶための羽があったなら
もっと世界は 広くて果てしないのかな

なんてことを 思いながら ゆく

目指す宛もないまま季節は移ろい

小さかった手のひらは大人びて

あなたは もう一人でも歩けるね。

2016/04/15 (Fri)

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