詩人:どるとる | [投票][編集] |
ページをめくるように季節は移り変わる
どこまで読んだかな
どこまで読むのかな
見失った 今日までのストーリー
いいやならば最初から読むまでだ
最近の口癖はどうせとかだってとか
言い訳ばかりに終始している気がする
そんな自分を今すぐにでも変えたくて
とりあえず地団駄を踏んで駄々をこねる
ぴょんと跳ねた帰り道にしたけんけんぱ
誰かが道路に描いた円を飛んでまた明日
幸せはいつの間にかありふれた毎日に
ぼやけて霞んでやがて跡形なく消えた
お金を数えて 微笑む人にはなりたくない
幸せを計算したくない
計算できる幸せはいらない
見失った 君の丸まった背中
猫の相手をしていた一瞬の出来事
家にいてもつまらない でも行く宛もない
だから日がな一日空を見上げているんだ
そんな自分にどこか酔っていたい
少し駄目なところを誰かに認めてもらいたい
水たまり飛び越えられたらヒーロー
そんな時代はもう過ぎたよと空耳がした
あらゆるものから目を反らしてきた
でも、思うより愛されていたと気づいた
鱗雲が 屋上に迫る
ぐっと 角度をつけて 写真を一枚
蝉時雨のシャワーと五月雨の午後
行き当たりばったりのライフ
道しるべは 石ころ
最近の口癖はどうせとかだってとか
言い訳ばかりに終始している気がする
そんな自分を今すぐにでも変えたくて
とりあえず地団駄を踏んで駄々をこねる
ぴょんと跳ねた帰り道にしたけんけんぱ
誰かが道路に描いた円を飛んでまた明日
幸せはいつの間にかありふれた毎日に
ぼやけて霞んでやがて跡形なく消えた。