詩人:どるとる | [投票][編集] |
涙が降るから 濡れないようにと雨宿り
涙が止まらないから
逃げるように雨宿り
悲しいことなどごめんだぜ すぐさまちょうどいい屋根を探す
ゴタゴタに巻き込まれるのは嫌だから
半ば逃げるように雨宿り
死にたくなるくらいの悲しみの降水量におびえながらやっと見つけた屋根に胸をなで下ろす僕は雨宿り
生きるために
逃げるのです
それが悪い事かい?
生きたいから
死にたくないから
生きるための雨宿りさ
悪くはないはずなんだ
必死なんだぜ
悲しみから逃げるのも
負けじと
死ぬもんかと
生きてやるんだと強い気持ちで走るのも
いつ止むのかもわからない雨の中 雨宿るのも いつも大変だ。