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どるとるの部屋


[7877] after the rain
詩人:どるとる [投票][編集]


中央線の窓から 雨上がりの街眺めてた
パステルカラーに染まる街に唇を寄せた

油断すると恋をしてしまいそうな景色
颯爽と駆け抜けるあなたが見えるよ

彼と彼女の恋は 宛もなく もどかしく それでもなんとなく続いていく

旅立ちを迎えた君は覚悟を決めて
新しい明日へと走り出してく背中

手にしたのは 遠い街へ行くための切符
夢を叶えるまでは戻れない旅になりそうだ

雨上がりの街の匂いと 折り畳んだ傘
ここからは少しマイペース 慌てず行こう

誰かの 書いたあらすじじゃないから
たまには 脱線するように寄り道もする

自信ありげに 開いた傘 頭の上でダンスをする雨粒が踏む軽やかなステップ

遠い昔から知ってるような メロディラインを思い出す
ラララ つい口ずさむ

スタートの合図なんて 待ってられない
今がいつでも歩き出すタイミング

電車の窓から見える見慣れた街も
どこか 出会ったばかりのように 僕らを迎える

お日さまの匂いのシャツで出かけよう
気分をがらっと変えて 気ままに行こう

ささやくような風に揺れる
屋根の上の風見鶏はくるくると

この好奇心は どこまで僕を連れていってくれるだろう
今から楽しみなんだ

旅立ちを迎えた朝に覚悟を決めて
新しい明日へと走り出してく背中

手にしたのは 遠い街へ行くための切符
夢を叶えるまでは戻れない旅になりそうだ

雨上がりの街の匂いと 折り畳んだ傘
ここからは少しマイペース 慌てず行こう。

2016/05/27 (Fri)

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