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どるとるの部屋


[7908] コンビニ
詩人:どるとる [投票][編集]


真夜中過ぎのがらがらの店内
あくびばかりしている従業員

やる気があるのかないのか
やたらよそ見ばかりしている

電池がなくて止まったままの時計
乱雑に並んだ雑誌とシミだらけの窓

バイトが終わった 君と待ち合わせる

店から出てくる頃にはもうすっかり夜で

珈琲を飲みながらアパートまで歩く

期限切れのパンとおにぎりと鼻歌

見上げた空に流れ星 願い事を言おう

少し離れて 後ろから君を盗み見る

このアングルが一番好きだ

伝えたい気持ちが言葉にならないときは

何も言わずにただ手をつなごう

ちっとも優しくないし素直じゃない

意地っ張りで強がりでさみしがりやで

でも君だって似たようなもんだと思う

バイトが終わった 君と待ち合わせる

店から出てくる頃にはもうすっかり夜で

珈琲を飲みながらアパートまで歩く

期限切れのパンとおにぎりと鼻歌

見上げた空に流れ星 願い事を言おう。

2016/06/02 (Thu)

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