詩人:どるとる | [投票][編集] |
僕がついた嘘のせいでどれだけ君が傷ついたのか
頭を冷やして 考えているよ 自販機に寄りかかって
見上げた夜空に 素知らぬ顔した星が流れていった
互いを思う気持ちが時にすれ違ったときに
いつもは簡単に通じあうはずの心が空回り
からまった糸のように結ぶのは簡単でもほどくのは至難の技
「ごめん」の一言さえ 言葉にならない
どうでもいいときはすぐ素直になるのになぜだろう
喧嘩したときむきになって強がってしまうんだ
本当は寂しくて仕方ないのに 嘘でも涙を流せたら
君を好きな気持ちが時に 行きすぎるあまりに
君に向けた愛が 裏返って憎しみに 姿を変える
僕は僕を嫌いになる
君を叩いたときの痛みはもう消えたけど
違う痛みが 手のひらを通して心に届く
雨に出会えば傘
陽射しには屋根
悲しみに 出会えば
涙ぬぐうハンカチ
優しさ探して
気づけば一人
寂しさに 嘘をつく
互いを思う気持ちが時にすれ違ったときに
いつもは簡単に通じあうはずの心が空回り
からまった糸のように結ぶのは簡単でもほどくのは至難の技
「ごめん」の一言さえ 言葉にならない。