詩人:どるとる | [投票][編集] |
気づけばもう日は落ちて こんな時間だね
ママが君を心配して走って迎えに来る
君はまだ遊び足りなくて駄々をこねてる
いつの日かこんな 当たり前な毎日が
思い出になって僕にかえってくるかな
語りかけるように ささやきかけるように
夕暮れの空が君の心と同じ色に染まって
街の明かりがぽつりぽつりと 灯って
もうさよならの時間だね
悲しいけれどまた明日も会える
だからこの悲しみは明日の笑顔
ただいまという人とおかえりを返す人
このやりとりが片方だけだと寂しいよ
大人になっても忘れないでねこの言葉
壁に投げたボールが跳ね返って
君に戻ってくるように風は吹いてゆく
嬉しいような悲しいようなこの気持ちはどっちなんだろう
教えて 伝えてよ
手を交わしあって 時々離して 寂しさに気づくくらいが いい
今日は雨降りでも 明日は晴れる
だから明日は今日の分まで笑おうよ
誰かが空に放した赤い風船が浮かぶ
静かに口をつぐむ街並みは夜を待ってる
語りかけるように ささやきかけるように
夕暮れの空が君の心と同じ色に染まって
街の明かりがぽつりぽつりと 灯って
もうさよならの時間だね
悲しいけれどまた明日も会える
だからこの悲しみは明日の笑顔。