詩人:どるとる | [投票][編集] |
いくら書いてみても満たされることはない詩人の心
どうすればいいのかもわからないまま
ただ狂ったように毎日書き続けているよ
誰かとか世の中に認められるために書いているんじゃない
ただ人知れず自分の中で始まっていつか完結すればいいと思ってるんだ
詩人は今日も机に向かい 携帯とにらめっこしている
詩人は明日も机に向かい 纏まらない思いに悪戦苦闘してる
イメージした思いを具現化した時に
イメージと表現の違いに現実をまのあたりにしてしまう僕がいる
僕がいるんだ
イメージの中では楽に書けると思っていた詩でさえほら表現するとなったら表現の壁を越えられず
諦めてしまう僕さ
机に並んだいくつもの失敗作
書いては気に入らず
ゴミになって山積みになる
完全なものを求めても完全な形にたどり着けず座礁してしまう思いだ
イメージは壊れて
指先は小刻みに震え 自信は粉々になり暗礁に乗り上げる気持ちさ
そうなったらもう書く気すら無くなる
途方もない闇に閉ざされた
鍵を内側から掛けて他人との干渉を避けてしまう
だけれど イメージは生まれるから 書きたい気持ちは消えない
くだらなくてもイメージは尽きない
ああ その狭間で苦しんでいるよ
少しずつ少しずつ
纏まってきてはいる
だけれど日々が積み重なるとともに完成度にばかり気がいってしまう
詩人は今日も机に向かい 携帯とにらめっこしている
詩人は明日も机に向かい 纏まらない思いに悪戦苦闘してる
イメージの中では楽に書けると思っていた詩でさえほら表現するとなったら表現の壁を越えられず
諦めてしまう僕さ
僕とイメージと表現のあいだには大きな壁が今も目の前に
ありもしない壁なのに僕は打ちひしがれて
イメージはできても
表現するというだけで行き詰まる
言葉はパズルのようにバラバラになって無数に増えて次々に分散するよ。