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どるとるの部屋


[8019] カムパネルラの旅
詩人:どるとる [投票][編集]


銀河を 漂流する汽車に乗って 旅立つ

ある日突然始まった 何の前触れもなく

窓から眺める風景が地球から離れていく

果てしない旅になりそうだ

カムパネルラは 小説を読むように生きる

主語がない動詞だけの会話をしよう

いつかどこかで聞いたような昔話よ

いつまでもきらめく星になれ

手の届かないものを人は想像する

小説にしたり 絵にしたりする

手の届かないものほどこの手は欲しがる

カムパネルラは 小説を読むように生きる

主語がない動詞だけの会話をしよう

いつかどこかで聞いたような昔話よ

いつまでもきらめく星になれ。

2016/07/07 (Thu)

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