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どるとるの部屋


[8078] リボン
詩人:どるとる [投票][編集]


手と手をつなぐように誰かと出会いそして別れていく

いつも そばにいるのに気づかないけど時々思い知らされるよ

いつも すぐ手の届く場所にいて
少し手を伸ばせば 必ず誰かがいる

一人になんてなれない
誰ともつながってない人なんかいない

それは まるで 奇跡のような出来事
プレゼントのように届く 言葉

結ばれた 二人の心はもうほどけない
伝わるぬくもり 凍った心 溶かしてく

君は自分で思ってるほど冷たい奴じゃないと思うよ

誰かを思うとき 僕は捨てた優しさを思い出してしまうから

ランプを灯したような夕暮れの街
夜の帳がそっと降りてくるよ

寂しさは 弱さではない 強がらずに泣くことだ今だけは

するりとほどけていく固く結ばれた心
手を離しても 離れることはない

約束のように 降る白い雪を描きながら
君を笑わせる冗談を考えているところだ

何が入ってるかわからない プレゼント
その中身を想像するのがまた楽しい

明日はたとえば中身のわからないプレゼント
どんなことが待っているのかな

それは まるで 奇跡のような出来事
プレゼントのように届く 言葉

結ばれた 二人の心はもうほどけない
伝わるぬくもり 凍った心 溶かしてく

ジングルベルが鳴るとき
二人の刻んだ 足跡は
もう 引き返さない
そのまま どこまでも続いていく。

2016/07/23 (Sat)

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