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どるとるの部屋


[8172] 手を伸ばせばすぐそこにある未来
詩人:どるとる [投票][編集]


ビニール傘に 映る君が見てる街並み
どんな色なのか僕には検討もつかない

雨上がりに虹を探してしまうくせが
なかなか抜けないのと照れ笑いした

天気予報は この頃あいにく雨ばかり
傘が手放せない1日になるでしょう

聞きあきた言葉も なぜか輝いて
晴れたそばから 泣き出す空に

君を重ねては 思い出し笑いしてたこと
バレそうになって背筋を冷やす

水溜まり ピョンと飛び越えて
手を伸ばせばすぐそこにある未来

積み重ねた 時間を思い出と呼ぶなら
どうせなら 笑い飛ばそう悲しみを

地図を広げて知らない場所まで
雨が降ってても大丈夫君となら

雨降る街並みを 君と二人傘を差して 下手くそなステップ軽やかに

雨宿りしてる猫のビー玉みたいな瞳に
晴れ渡る明日の空が見えた気がした

静かな夜が 世界の果てまで続いてる
そこには一抹の 曇りも見当たらない

「幸せ」は見えないだけで平和を
よそおうけど信じてもいいだろう

聞きあきた言葉も なぜか輝いて
晴れたそばから 泣き出す空に

君を重ねては 思い出し笑いしてたこと
バレそうになって背筋を冷やす

どうして今 目をそらしたの?って
君が 言った
僕はうまい言い訳を考える。

2016/08/20 (Sat)

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