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どるとるの部屋


[8195] 道しるべ
詩人:どるとる [投票][編集]


前を向いて 歩いて行こうと決めた日に
悲しみばかり見ていた自分に気づいた

僕を取り巻く様々な悩みや迷いなんかも
軽く笑い飛ばす程に僕は愛されていた

風は吹いていく 目の前に吹くのが向かい風なら 追い風に変えるだけだ

頼りの道しるべを 見失ったときにこそ
本当の僕の旅がそこから始まる
どこまで行けるかなんて
今から考えても仕方ないや
とりあえず今は行けるところまで
躓きながらでもいいから歩いて行こうか

僕を追い越してく 同じような年格好の人
僕はペースを崩されそうになるけれど

競争するつもりはないんだ
邪魔くさいならどうぞ追い抜いてくれ

雨を降らす空は 雨上がりには虹を架ける
「希望はない」だが可能性はゼロではない

もう駄目かと思ったときにこそ
チャンスは巡ってくるものだって思う
僕を見守るようにそばにある眼差し
僕を疑うことなど知らない顔をしてる
そんな人を裏切ることなんてできない
だからもう少し あがいてみようか
悪あがきだっていい 歩いた分だけ足跡になる

たくさんの人でごった返す街並みで
どれだけ僕らは人を思いやれるだろう
消えそうな優しさを 愛を思い出して
消えないようにもう一度強く抱きしめて
道しるべは君だと言ってみせるから
僕が迷わないようにこの手を握ってて

頼りの道しるべを 見失ったときにこそ
本当の僕の旅がそこから始まる
どこまで行けるかなんて
今から考えても仕方ないや
とりあえず今は行けるところまで
躓きながらでもいいから歩いて行こうか。

2016/08/28 (Sun)

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