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どるとるの部屋


[8225] 夜明け前
詩人:どるとる [投票][編集]


キーを回してエンジンをあたためて
助手席に座り犬を 膝に乗せた君
なだらかな坂道を ゆるやかに下ってく

裸足で砂浜を駆け回り爪先を 水面に浸したい

海鳥が すぐ目の前を横切ってく
カーステレオから流れる ラジオ
快晴を告げる 天気予報
この胸に生まれた小さな好奇心
夜明け前の 空に 夢を描いてる

夜になったら流れ星を 見よう
君の心に残したいよ 忘れられない景色
思い出という名前のかけがえない宝物

夜明け前にはもうすでにはやる心が うずき出してた

遮るものなんかない 果てしない世界
ずっと忘れてた気持ちを思い出す
ビーチサンダル脱ぎ捨てて駆けていく
見上げるほどに遠くなる 青い空
描いた夢を 未来に運んでいこう

ありふれた出来事も魔法みたいに君となら 輝いてく
今この瞬間を 抱きしめていたい
永遠よりも 大切なものを 僕らは知ってる

海鳥が すぐ目の前を横切ってく
カーステレオから流れる ラジオ
快晴を告げる 天気予報
この胸に生まれた小さな好奇心
夜明け前の 空に 夢を描いてる。

2016/09/08 (Thu)

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