終わらない物語の中で生きているさながらいつでも 主人公のつもりでブルーに 染まる空を 丸い瞳で眺めて読み捨ててきたあらすじが積み重なって君を あとから 追いかけてくるだろう窓際の 絶壁で今にも 落ちそうな絶妙なバランスで 立っているおざなりの言葉で 満たされて上出来な嘘で 固めた 破れた心にアップリケを あてがってごまかしている 偽りの国の主人公。
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