ワンルームの 部屋の隅に転がる猫小さな悩みの積み重ねで死にたくなったきっかけがつかめないだけでもう何度も 死んでる遠くのほうで工場のサイレンが 鳴って抱えてるすべてはうやむやになっていつの間にか 忘れたように 目覚めてカーテンを 開く こぼれる陽射しは悲しみなんかまるでないような偽りの希望をちらつかせ 僕に優しく笑うだから僕は死ねないだから君も死ねないだからみんな死ねない。
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