詩人:どるとる | [投票][編集] |
はみ出しそうな思いのままで
駆け抜けていく火傷しそうな熱い砂浜
胸に実った恋心 ぶら下げて
輝く バナナムーン
ちょうどいいから 腰かけた
ちゃちなプライドと引き換えに
落ちてきそうな星を 一掴みにして
君にあげるよ 押し寄せる波は
岸壁を 削り 荒々しさの中に
優しさを 秘めている
たゆたう 椰子の実の記憶
遠い南の島の宴
七色の夢を見てた 覚めないでと願ったよ
つま先を水面に浸すと 冷たい
沈めたら そのまま帰らない日々
落ちてきそうな星を 一掴みにして
君にあげるよ 押し寄せる波は
岸壁を 削り 荒々しさの中に
優しさを 秘めている。