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どるとるの部屋


[8359] 哺乳類が本能的に求める性行為について
詩人:どるとる [投票][編集]


雨の匂いが アスファルトに残ってる
暮れた街はどこか冷えている

誰のための道しるべだろう
ただ時計は進む
果てなどないのに 終わりだけが見えてる

笑っても 泣いてもどうやら満ち足りない

ダスティンホフマンのTシャツが
色褪せて しまう前に
君の声を 聞かせてよ
退屈な この夜を静かに 終わらせて
自販機の影で唇を 重ねた あの日のように

誰かのせいにした罪は 消えないまま
ページはめくられいくつかの季節が過ぎた

誰かを 待っているような いないような
待たせているのは
寧ろ僕のほうかな

いつまでも 消えない「死」の影をぬぐえず

ボブディランがくれた青春
ロードムービーが 回る 女の部屋で
下着のまま 朝から晩まですごした
幸せは セックスの数だけあったよ
下手くそな愛撫が やけに 好きだった

獣のような臭い体にまとわせて
イグアナにエサをやる昼下がり
テレビに映るワイドショー
軽トラで町内をまわる竿竹屋

ダスティンホフマンのTシャツが
色褪せて しまう前に
君の声を 聞かせてよ
退屈な この夜を静かに 終わらせて
自販機の影で唇を 重ねた あの日のように

ボブディランがくれた青春
ロードムービーが 回る 女の部屋で
下着のまま 朝から晩まですごした
幸せは セックスの数だけあったよ
下手くそな愛撫が やけに 好きだった。

2016/10/16 (Sun)

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