詩人:どるとる | [投票][編集] |
まだ覚めない 夢の中で静かに
夜明けを 待っているよ
昨日降った雨が 乾いた地面を 濡らしてるよ
いつまでも 出せない答えじゃきっと 行く先なんて 決まらないまま
白紙のページに 足跡を刻むなら
いつかではなくたった今だ
大きなあくびしながら 目覚める朝には
トーストと熱い珈琲が よく似合う
幻のように 消えてく光を見送って
風向きが 変わったら迷わず 南へ
誰かが 引いた レールの上を歩くのも
楽ではあるけど退屈なだけだ
鈴を鳴らして餌をねだる猫にもなるのもまたいい
傷つくのが どうしようもなく恐いなら
逃げ道を走るのも 悪くはないよ
でも後悔はしてくれるなよ
君が泣くのは悲しいから
いつの間にか ほほに 涙が ひとつ
気づけば泣いていることが最近 多いよ
トワイライトの 色めく 夢に
慰められたら 少しだけ笑えそうさ 君と
コンパスは 役に立たないよ
人生に 一番いい行き先なんてない
大きなあくびしながら 目覚める朝には
トーストと熱い珈琲が よく似合う
幻のように 消えてく光を見送って
風向きが 変わったら迷わず 南へ。