ホーム > 詩人の部屋 > どるとるの部屋 > 孤独な海

どるとるの部屋


[8372] 孤独な海
詩人:どるとる [投票][編集]


さながら目をつむるように
街の日は落ちて すぐに夜が来る
寒々しい 風が 通り抜けてく
暦の上では まだ秋だというのに


凍える手もあたためうるぬくもりを
迷いながら探している

切なさは いつまでも消えないで
僕を 世界から孤独にするんだ
拭ってもきりがなく溢れる涙は
いっそ 海になって 広がれ。

2016/10/22 (Sat)

前頁] [どるとるの部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -