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どるとるの部屋


[8479] 永遠
詩人:どるとる [投票][編集]


不器用な僕らは 困ると意地を張るだろう

言葉に 頼りすぎてしまうのが悪い癖だね

ごめんねの一言が 言えればいいのに
それが出来ないんだ

君のいない夜は長く なるよ
何を食べても 味もしない
途方もない寂しさに包まれて
後悔で胸を 満たしている
思うことは 同じ
離れたとたんに 重なる思い
背中合わせでやっと素直になるよ

けんかのあとで 気づくんだ
つまらない意地なんか 張らなきゃよかったと

公園のブランコに座って頭を冷やして考えた

離れてみて わかったよ 君がいない僕の 駄目さを
強がることしか 出来ない自分が
どんな 言い訳してもたどり着く答えはたったひとつだよ
離れて初めて近づいた思い
一人になって やっと二人になるよ

風の 足跡 追いかけて
たどり着く 場所には 僕の影だけが
晴れた 日の下で揺れている
永遠は ないこの世界で永遠を願うなら
いつまでも 変わらない思いを
せめて 持っていよう

君のいない夜は長く なるよ
何を食べても 味もしない
途方もない寂しさに包まれて
後悔で胸を 満たしている
思うことは 同じ
離れたとたんに 重なる思い
背中合わせでやっと素直になるよ。

2016/11/27 (Sun)

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