真っ白な 紙とペンさえあれば
消しゴムなんか要らないよ
書き損じは 残しておくことだ
何処が 間違えたのかを覚えておく為に
記された 思い出の足跡が
ゆっくり 記憶をたどっていく
回想の旅が ここから始まる
時の汽車が 動き出す
星の散らばる 海原を 行く 汽車の窓から 見える 月の クレーター
写真には 残らない思い出は まぶたの裏で
おぼろげに 覚えておこう
言葉は形になっていく
伝えたいことが伝えたい人に
伝わるようにと 思う僕やあなたの
心に 魔法をかけて。
2016/12/16 (Fri)