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どるとるの部屋


[909] 言葉を忘れるほど恋をしていた
詩人:どるとる [投票][編集]


心の中に積み重なっている思いを吐き出して
心を空にしよう
恋人へ 贈ろう
少し 遅れたけれど
かわいい指輪を添えて

季節が流れてゆく
そのたびに歳をとってゆく
時間が変える気持ちもあるのかな
だとしたら 急がねば

月に吠えた 気持ち
今 胸の中で少しずつ燃え上がり それを浮き上がらせるように
僕の中で 紛れない真実になる

そして 僕は確信し思うんだ
これは 恋だと

胸の痛みが 教えてる

そうさ 僕が気づくずっと前から
恋だった

君の眼差しが 無防備な僕の胸に突き刺さる

言葉ってこんなに難しかったっけ
はじめて 思ったよ
恋の前じゃ誰も無口になってしまうって
まるで 全ての言葉
忘れたように

ああ あのころの僕は言葉を忘れるほど恋をしていた

青春のとある1ページ
今、数ページ めくられてきたページをめくり直して
思い出していた
はじめての恋

今は隣に笑う人のぬくもり。

2010/01/17 (Sun)

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