詩人:どるとる | [投票][編集] |
右中間を飛び出して
弧を描き 遥か彼方へ
球の行方は知らない
未だ どこぞ知らぬ
偏屈な奴らに四方を囲まれて困り果てた平日は悠々と過ぎて
今は素晴らしい連休を前にして思わず笑みが止まらないんだ
なんとなくなんだ
いつもそうなんだ
大概はね
他人がどうでもいいと思うことがきっかけで幸せになれたりするんだ
たとえばこうして生きているだけで特別な気がするように
僕には今、ここにいることが幸せで同時に感動的なことで
×月×日 僕は
幸せすぎて
死んでしまいそうさ
特には何もあったわけじゃないけれど
ただ、生きている
それだけで立派な死因になってしまいそうなほどだ
そんな Xデーはいかがでしょうか?
生まれ変わろうと今のまま 十分僕は幸せに生きれるだろう
だから 日にちや季節問わず僕は幸せ
こんなときめき
ドキドキ
誰かに伝えたいけど
やっぱ内緒さ
僕だけの秘密にしておくんだ
ただ ひとつだけ
教えよう
僕には1日として
幸せじゃない日などない
一瞬として
特別じゃない時などない
それだけは
揺るぎないから
どうか
心の隅にでも
しまっておいて
ああ いつも いつも
ジョーダンじゃなくて
神様に感謝してしまいそうなほど満たされてるよ
ありがとう
ありがとう
何度も口から出る
言葉が胸の中でバウンドする
今日もそんなXデー
幸せのさなかだ
今、僕は生きている
そう実感できることが何より 幸せの極み
ほら 虹のアーチが僕を幸せあふれる明日へと導く
生きている。
その揺るぎない事実があるかぎりこの僕をおびやかそうと謀る悲しみさえへのかっぱだ
ほら 涙は悠に乾いた。