詩人:どるとる | [投票][編集] |
あたりかまわず真っ逆さまに落下傘みたいに悲しみの底へ落ちてゆく人の影を今日も見かけたが僕も例にもれず予備軍だな
常識の逆
常識と非常識の間
現実と理想のギャップの中で生きる毎日
似合いもしない笑顔をむりやり 顔にはりつけてうまく笑える自信などあるわけないじゃないか?
そうじゃないかい?
まだ青春の残り香がにわかに香る 見た目だけ二十歳の自分
忘れたくないことは
いつも 若かれし僕の中にあるようでどうしてもふっきれない幼さとあの頃への強い憧れといささか折れ曲がったプライド
今、またひとつ セイネン老いやすく学成り難しじゃないけど可能性を途中で見失った
夢を見ていた
あまりにも現実離れした夢を見ていた
だからかな
大人になってもまだ叶う気すらして
前に足が向かないんだ
何度でも 日々は押し寄せ
何度でも 引いてゆくけど
何度でも 僕は諦めるし
何度でも 僕は死にたいと本気で思うだろう
だけれど昨日の本当は今日には嘘になっていて昨日死にたいとさんざんほざいていたくせに今日にはそんなこと言ったことすらきれいさっぱり忘れてて
笑ってる自分がいる
もう 笑うしかなかった
夢見人たちよ
だから僕は信号待ちなんかせずとも渡らずずっと子供のままでいいと本気で思うのだ
まだ青春の残り香がにわかに香る 見た目だけ二十歳の自分
忘れたくないことは
いつも 若かれし僕の中にあるようでどうしてもふっきれない幼さとあの頃への強い憧れといささか折れ曲がったプライド
大人と子供のギリギリのライン 越えた今でも天秤にかければどちらにも傾かない中途半端な位置にいる
消えずそして終わらない闘い それと何かへの拒絶と憤り
毎日 それとの戦争だよ
狂いそうだ
本当、ジョーダンじゃなくてさ
青春と書かれた白線からつま先すら出せず大人になることに漠然とした恐怖心を抱く。