詩人:どるとる | [投票][編集] |
風に吹かれているよ
ひとり 何も言えないでいるよ ばかばかしい話も好きなアニメもああ今は見たくないよ
気持ちは悲しみの底へ落ちたから
仕事もうまくいかない。
恋愛なんてしたこともない。
だから孤独に誰もわかってくれないんだって悲しみを野放しにしてただ悲しんでいるしかないこの僕は自分で自分の傷を撫でている
なんてことだ…
人波を押しのけて
似合わない笑顔を道端に捨てて
僕はただ風に吹かれて舞う枯れ葉のようによろめいて
明日を探すのさ
無理せずとも笑える明日を探してゆく
明日また明日と日付だけ塗り変わる今日も探している
僕は名ばかりの旅人さ
振り返るその先に揺れてる街の明かり
僕はおもむろに目をとじて九時を差す時計を見る
その仕種が年寄りくさくて笑えた夕暮れ
だんだん数字盤は見えなくなるよ
そして夜は僕の見る景色見る景色に覆い被さるようにしていつの間にかあたりを黒く染めるのさ
君は今 何してるかな
なんて 安否を心配してしまうくらいに悲しい悲しい真夜中の雰囲気にのまれまいと必死で何かにしがみついている
僕は思いのままにかろうじて生きている
こんな感じかな
何ひとつ偽らず言ってしまえば箸が転がっただけで笑える年頃も過ぎた今では
何がおかしいのかと他人の笑顔を羨ましさ半分疎ましさ半分で見つめたり
現在近況報告
以上で 終わりだ。