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どるとるの部屋


[984] 歌い人
詩人:どるとる [投票][得票][編集]


歌を歌っていた
ひとりぼっちで
誰とも手をつながずにひとり寒いのをがまんした
誰の声も誰の優しさも無視して わざと目をそらして

夜は誰にでも来るから
僕の瞳にも夜はほらやってくる

夢の中で 僕は汽車に乗って 窓の外には
雪が降っている

そんな夢の中 目覚めたくなかった
それでも 朝は来るから
また歌い人は歌うため
出かけて行くのさ

汚い靴を履いて
使い古された
人生のマニュアル本は置き去りのまま

また扉を開いて
いつもの道をいつもの通りに辿り鼻歌歌いながら行くよ

今日も1日
頑張ろかな。

2010/01/30 (Sat)

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